虫の人の本その2
- 作者: 池田清彦,養老孟司
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/03/01
- メディア: 単行本
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モグメーター:★★★☆☆
現在でいえば地球温暖化を招く温室効果ガスの二酸化炭素(CO2)の排出量をどう削減するかということが環境問題における最大のテーマのようになっているけれども、あと二〇年もしたら、CO2の問題もあまりたいした問題ではなくなるのかもしれない。CO2の代わりに別の「問題」が大きく取り上げられるようになるのではないかという気がしてならない。とにかくいまは、CO2による地球温暖化が環境問題における最大の「流行」になっているのだ。−−−2環境問題の錯覚より抜粋
養老 −略ー 自分さえやることをやっていればいい、という独善的な態度が日本人にはあって、それがある種の予定調和と結びついてしまう。自分がちゃんとしていれば世の中もちゃんとするようになる。ならなかったら、それは自分のせいではない、という態度になってしまう。−略− −−−3「環境問題」という問題より抜粋
細かい部分では、著者(どっちも虫の人)がいろいろ
びっくりするようなことを書いていますが、
まぁ、賛否両論ありそうですけど。
鵜呑みにするのもしないのも、読者が決めたらいいけどね。
私が最近個人的に非常に不愉快になるのは、
「エコりません」って言うことが、社会的に許されない、
風潮になってきていると感じる時。
「わたし環境のこと考えてるんですぅ」って言ったら、
「考えてる」=「CO2削減」に協力してますぅ。
ってとるのが一般的になってきてやしませんか、
「チーム6%」レッツ!協力!
みたいなの、ありましたけど、
「6」って数字がどこから出てきたのか、
「チーム」ってなんなのか。
わかってないのに、雰囲気で、
なんか緑っぽいものに、お金払ってやしないか。
「環境問題」って、何と何と何の、どんな問題があるのか、
「エコ」つって自分がやっている、その行動をしたことによって、
何がどれくらい、どうなるのか、どうならないのか、
誰が得をして、誰が儲けるのか、
そっちのほうも、考えてみた方がよさそうでないか、
エコるか、エコらないかは、
そういうこと考えて、自分で決めていいと思うんだけど。
実は、こないだまで、そんなに地球に優しくしたいなら、
ここまでぶっ壊した人間がいなくなればいいんじゃね?
皆で死んで地球に謝ろう!それか宇宙に行こう!
という結論を出して「我ながらグッドアイデア」と思ってたんですけど
でも死に損になることもあるかもね、
って考え直しました。
わたし、脳みそを寒冷化させた方がよさげ。
参考